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ぶろぐ

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2月に入り、いよいよ確定申告も佳境に入ってきた。
 とはいえ、気持のどこかで「未だ時間がある」という意識があるせいか、ワキメモフラズ!といったモードにはなっていない。
 資料を確認、内容の検討をし、一つ一つの課題に対してどのように対応していこうか?ということを検討しているものの、フィニッシュまで持っていくパワーがないのが丁度今の状況である。
 さしたる計画性もないこの時期に、3月に入ると相当の件数になるであろう確定申告案件のうちどれから手を付け始めるかというと、資料の揃っているもの・納税者がせっかちで早く結果を知りたがるもの、ということになる。
 例年申告しているクライアントはもう慣れているので、期限までに間に合えばいいというスタンスで、私からしても資料を見る前から大方の想像がつくので、どうしても後回しになる。やっぱり、新規のものが優先となる。
 ということで、今日は昨年春に申告した相続税のからみで、被相続人が残した数多くの上場株や投信を相続後に換金したことに伴う譲渡の事案について作業することとした。
 4つの証券会社に預けてあった約30銘柄の株・投信を一機に換金した訳でその際の資料は揃っているが、これらの有価証券を何時・幾らで取得してかについては、相続税申告の際に収集した証券会社の顧客勘定元帳から一つ一つ拾っていく作業となる。これに結構時間がかかる。中には、同一銘柄の株を2回に分けて買いつけ、その後一部を売却した後、さらに買い増しし、その後も売買を繰り返していたようなケースがあり、相続後の一括売却に対応する原価が幾らになるか、買い増しをするたびに単価の付け替え計算をしていかねばならず、時間をとられる。最後に、相続税の取得費加算の計算もあるので、なかなかヘビーな案件だ。
 ようやく計算要素が揃い、譲渡損益を算定。最後に相続税額を各銘柄に配賦しようとしたとき、ヤフー株について相続申告した株数(8株)と相続後売却した株数(16株)とがあわないものがあることに気がついた。平成17年から18年にかけて2分割を3回繰り返したため、1株が16株に増えてしまっているのだ。
 相続直後に最後の株式分割があったため、株数が一致しないのは当然なんだが、相続税評価と売買金額とが余りに違いすぎるので、変だと思い相続税申告を見直してみてハッとした。
 なんと、分割後の評価額に分割前の株数をかけているではないか!いつも、相続税申告の際に利用しているS証券のホームページで提供されている株価が、ヤフーのように株式分割を行っている銘柄については、相続日を指定してもその当時の株価ではなく、本日現在ある株数に換算した株価になっており、これを鵜呑みにして申告してしまっていたのである。今まで気がつかなかったが、S証券のHP上、その旨の説明が確かにあった。
 うーん!相続税の変動が譲渡所得に影響を与え所得に影響する事案で、相続税の調査で後日指摘があった際にこのままでは泣きっ面に蜂になりかねないので、今回の確定申告に併せて相続税の修正申告をすることにしよう!
 しかし迂闊だったな。最近は上場会社の株式分割が多いので、相続申告の際要チェック!

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