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ぶろぐ

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顧問先である社会福祉法人に対する県の監査に立ち会った。
昨年に引き続き、自分としては2回目の立会いになる。
その法人がまだ設立第3期と日が浅いこともあって、前回は殆どなめる程度のものだったが、今回はかなり細かく見られるだろうとの予測のもと、かなり前から準備を進めてきた。

社会福祉法人会計といえば、近年大幅な改正が行われ、措置費から支援費への移行に伴い、会計も従前の資金収支のみの会計から、事業活動収支(いわゆる損益計算)を導入した会計に移行され、さらに自立支援法の施行に伴い、昨年は科目体系の大幅な見直しが行われるなど、厚労省通知によってめまぐるしく改正が繰り返されており、また今年の10月にもサプライズが予定されているとのこと。やれやれ。

このような動きに対応すべく日々の会計もセンシティブなもので、これを監査の場でどのように説明するか頭を悩ましてきたところではあるが、実際蓋を開けてみると、県の職員も会計に関してはあまりよく把握していないというか、拍子抜けする程度しか質問がなく、私の担当に関しては何ら問題なく「とてもよくできています」だって! 細かく見れば脛もあるのに・・・

他方、経理規程等に基づく書類の整備関係についてはかなり厳しく、給食業者や嘱託医など全てについて契約書の確認が行われ、有無だけでなくその内容についても指摘があったり、内部統制に関する全ての書類について、担当者・施設長・理事長の承認印があるかどうかなど、重箱の底を突くがごとくチェックが行われたり、就業規則の内容に対する意見があったりで、別の意味で大変な監査であった。事務長さんご苦労さん。

めったに経験しない県の監査であったが、税務調査と趣が異なり、実質はこうだからという抗弁の通用しない業種の特殊性を垣間見た気がした一日であった。
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